たらいまわし第9回 『 歴史もの・オススメ本!』
久々に参加しますたらいまわし企画です。今回は、「ワルツの「うたかた日記」 」様からのお題で、 『 歴史もの・オススメ本!』 です。
講談社 (1989/04)
売り上げランキング: 837
通常24時間以内に発送
吉川英治の『三国志』
数ある三国志本の中でも私の三国志の原点なんで、まずこれでしょうか。
あの緊迫したシーンの中で、登場人物が「誰かある!」と大音声で叫ぶのが何故か好きでした(笑)
基本的に現代語で書かれているのに、時々こんな感じで文語的なセリフが入ったりするのが、私的に歴史物を読んでいる気分にさせてくれる貴重な小道具だったのかなとも思うのですが、そういう文語体がところどころ入るのが好きでした。
関連して、歴史物の詩だと(笑)
土井晩翠の「星落秋風五丈原」という詩が諸葛孔明好きとしてははずせません(^_^;)
叙事詩の名作です。
他に吉川英治つながりで
講談社 (1989/10)
売り上げランキング: 65,022
通常4日間以内に発送
『上杉謙信』
1冊完結の中編小説なので、上杉謙信の生涯を描いているわけではなく、あの有名な川中島の合戦の一日のみをクローズアップさせて書いています。でも、何というか、合戦ものなのに、何故か清々しい気持ちになるのは、上杉謙信の心情を反映しているせいでしょうか。長編ものではないですが、おすすめです。
文芸春秋 (2003/03)
売り上げランキング: 16,451
通常24時間以内に発送
司馬遼太郎『世に棲む日日』
今回の司馬遼太郎はこの本で(笑)
吉田松陰と高杉晋作の師弟本です。吉田松陰の過激な論に影響された門下生達が幕末の長州をひっぱって明治維新へと行動を起こしていく様が司馬文体で表現されています。これを読んで高杉晋作ってば格好良い!!と惚れてしまった私です。
新潮社 (1992/07)
売り上げランキング: 127,278
通常2~3日以内に発送
塩野七生「ローマ人の物語」シリーズ
実は、文庫でしか読んでいないし、まだカエサルの巻まで読んでいないのですが、これがなかなか面白いです。
何というか本当に歴史を感じるというか。まだ未完なので、ローマの国の成り立ちから世界帝国にまで繁栄して、多分これから滅亡までの長い歴史を綴っていくのではないかと思いますが、歴史の流れを冷静に書いていて、とても面白いです。
まさに「歴史の流れ」を実感できる本です。
「歴史の流れ」というと
講談社 (1992/01)
売り上げランキング: 26,034
通常24時間以内に発送
陳舜臣『小説十八史略』
これも中国の殷から南宋の滅亡までの長い歴史を書いていて中国史の勉強になります(笑)
何というかラストの異民族「元」への抵抗とかあがきとか滅び行く王朝へそれでも忠義を尽くす人々の姿には涙無くしては読めません。これだけの気概を持つ日本人なんて果たして今いるのかなと思ってしまうくらいです。
そんなわけで、とりあえず今思いつくのがこれ位です。
| 固定リンク















コメント
なんか非常に共感するものがあります(^^)
吉川栄治の『三国志』と塩野七生の『ローマ人の物語』に1票!
ついでに私のオススメは、堺屋太一の『豊臣秀長』と、山岡荘八『伊達政宗』、永井路子『美貌の女帝』・・・等
でもなんか、こにさんって・・・・私と読書の趣味が似てませんか?(蜃気楼といい・・・)
投稿: ゆうら | 2005.01.14 20:30
こにさん、はじめまして。
たら本、ご参加ありがとうございます!
私の好きな本がいっぱいでくらくらしてます。(笑)
吉川英治の「三国志」は途中で断念してしまいました。(>_<)
こにさんは読み終えられたのですね。すごいです!
今年は、吉川三国志を諦めて、昨年から読んでる途中の北方謙三の「三国志」を読了しようと決心しています。(笑)
私も司馬遼太郎の本、大河ドラマと共に(笑)結構読みました。『世に棲む日日』も大好きです。「竜馬が行く」と併用して読みたい作品です。(笑)
塩野七生「ローマ人の物語」シリーズもいいですね~。カエサルのガリア戦記のあたりが私は特に好きです。
こにさん、これを機会に今後ともどうぞ宜しくお願い致しますね。
投稿: ワルツ | 2005.01.14 21:00
>ゆうらさん
重なる部分があるとは不思議ですね。
本の趣味が似ているということでしょうか。
というか「蜃気楼」つながりは、内容が内容だけになかなかいないのではないかと思っていたので、とても驚いてしまいました!
ゆうらさんももし良ければ、こちらのTB企画に参加されてはいかがでしょうか。
オープンなんで、誰でも参加OKなのですよ。
その代わり、他の参加者からTBの嵐が来るかもしれませんが。。。(^_^;)
投稿: こに | 2005.01.14 21:03
>ワルツ様
いらっしゃいませ~。
ローマ人の物語は、まだ文庫版で第二部読んでいないのでカエサルがこれからなのですよ。(買ってはあるんですが、現在「つれづれノート」読書中でして、読み終わったら、ローマ人にとりかかろうかと思っています。)
カエサルの部分は楽しみです(^o^)
昔と違って三国志熱が冷めているので、実は北方謙三本はあまり興味がなかったのですが、評判が良いようなので、今度挑戦してみようかしら。。。
こちらこそよろしくお願いします。
投稿: こに | 2005.01.14 21:08
こにさん、おひさしぶりです。TBさせていただきましたー。
「小説十八史略」、4巻まで読みましたー。中国歴史物は大好きなはずなのですが、思わぬ苦戦をしてしまって、今度からは、中国物を読む時の予習復習として使おうかなと思ったんですが(^^ゞ、こにさんのエントリを読んで、5巻6巻もちゃんと読まなくちゃ!と決意を新たにしました。(笑)
塩野七生さんは、「チェーザレボルジアあるいは…」しか読んでなくて、友人にルネッサンス著作集を強力プッシュされてるところです。それが読めたら、「ローマ人の物語」も読んでみたいなあ…
投稿: 四季 | 2005.01.15 06:27
どんたくです。
僕も初めて読んだ三国志は吉川三国志でした。
以来、色々読んできました。
ローマ人の物語はやっぱりカエサルのあたりがやっぱりクライマックスです。五賢帝のあたりは平和でちょっと退屈です^^
それ以降は実は読んでません。
十八史略も面白いですよね。
こにさんのに触発されて後で僕も書いて見ましょうか。
四季さん、こんにちは。
「チェーザレボルジア・・」僕も好きです。
投稿: どんたく | 2005.01.15 12:18
>四季さん
お久しぶりです。
「小説十八史略」は、あまりにも長大な歴史なので、人物描写がそれほど深くない代わりに俯瞰的な書き方なので読みにくいかもしれませんね。中国の歴史のあらすじ集って感じでしょうか。
でも、ラストの王朝の最後に殉じる人々の姿が切なくて読んで良かったなあと思いました。
塩野七生は、逆に「ローマ人~」しか読んでいないので、他のも読んでみたいと思っています。
>どんたくさん
カエサルが一番面白いのですね。これから取りかかるので楽しみです♪
実はそれまでの内容忘れかけているので、それが不安で手元にあるのに読む勇気が出ないんですよ~。
で、銀色夏生の本に逃げているという(笑)
どんたくさんの記事楽しみしていますね。
投稿: こに | 2005.01.15 17:37
『ローマ人の物語』はカエサルのあたりが人気ありますね。
私はアウグストゥスの時代が面白いと思いましたが・・・。
投稿: ゆうら | 2005.01.15 21:55
にこさん、はじめまして。
吉川英治の『三国志』は私も大好きで、
今回紹介する作品を全部三国志関係にしようかと思ったくらいです。
ヨーロッパの歴史を語るには、塩野七生さんは外せませんね。
ゆうらさんがオススメされてる「美貌の女帝」は私からもオススメです!
(実は私もこの作品を挙げたのです)
投稿: sa-ki | 2005.01.15 23:30
>ゆうらさん
皆随分先まで読んでいるのですね~。
もしかして文庫派は私だけ?(^_^;)
>sa-kiさん
はじめまして。
三国志ものって結構いろいろな人が書いていますよね。
どれも面白いのは、多分あの時代が激動の時代だったからなのでしょうね。
「美貌の女帝」もお勧めなのですね。
読む本が増えてしまって嬉しい悲鳴です。(^o^)
投稿: こに | 2005.01.16 17:44
ようやく記事書きました。
書いてみたけど偏ってるなぁって感じです。
ついでにお勧めなのあったんですが書名も思い出せなかったのが一つ。すっごくマイナーな、諸葛亮死後の三国志を書いたのがあったんです。もう15年以上前に図書館で借りたものなんで思い出せませんでした。
国会図書館に行けばきっとあるんだろうけど、漠然過ぎて探せないでしょうね。
投稿: どんたく | 2005.01.17 00:26
それは、マイナーそうな三国志ですね(^_^;)
ある程度勢力分布が固定化した後よりもやはり初期の群雄割拠の方が動きがあって面白いですからねえ。。。
三国時代末の話となるとなかなか注目度も少ないような気がします。
でも、どんな話なんでしょうか?気になります~~~
投稿: こに | 2005.01.17 22:26
どんたくです。
話は
蜀は滅びへの坂道を転げ落ちていき、それを何とか押しとどめようとする人たちの話が、魏は少しづつ張り巡らせていく司馬氏の簒奪への陰謀の話が、呉では未だ尽きない名将たちの話がといった感じで、それはそれで面白いストーリーですよ。
三国志演義の作者が蜀寄りな人なので、このあたりは駆け足でしか演義では書かれていないんですが、時間的にはけっこう長い期間ですから。
投稿: どんたく | 2005.01.17 23:06
お返事遅くなってすみませんでした。
確かに時間的には長いですね。
なのにあまり語られないのは演義が蜀よりなのと、そのちょっと前の時代の荒れ方が尋常ではなかったせいなんでしょうねえ。
でも、魏の陰謀話は読みたいなあと思いました。
投稿: こに | 2005.01.29 17:31