子育てしにくい国
「女医繭奈のお気楽な医療日記」の繭奈先生のblogに、小児医療についての記事がありました。
夜間の小児医療の問題。夜間の方が空いているからという理由で夜間診療に連れてくる親がいたりするのも事実。
そして、昼間仕事があって休めないからと夜間に子供を連れてくる親。
子供のためなら仕事くらい休めよ!って思うけど、そんなことでいちいち休んでたら仕事がなくなる(クビになる)時代ですよね、今って。
産休だって、公務員さんは90%以上取ってますが、民間なんて、、、ひどいですよね。
こんな国で小児を産み育てるのは、、、無理。
結局子供の病気を理由に会社を休むことができないという現実があるということですね。
そして、子供を産むということは、今までの自分の仕事を辞めなくてはいけないということですね。
で、夫の収入も年功序列で増える見通しがない現在で、妻が仕事を辞めたときに、果たして子供を育てるほどの収入を確保できるか不安だ・・・・となると、誰が子供を産む気になるかという話にもなりますね。
夫婦で働かなくてはいけないような経済力で、妻が仕事やめて子供を産むリスクを取れるかというと・・・非常に難しいですよね。それであれば、子供を産まない選択をする人もいるのではないでしょうか。
そして、これって、国の施策だけで何とかできる問題なのでしょうか?
保育園作ったって、子供を作る気になる人が増えなくては意味がないし、1人子供を産んだらお金くれるって言ったって、1人頭にすると端金にしかならないような金額です。あれくらいの金額では、子供のおむつ代にもなりはしない。
国だけに頼って何とかできる問題じゃないと、国の政策だけに頼ったって限界がある問題なのではないでしょうか。
だって、国が立派な保育園を沢山作ったって、子供産んだら会社辞めてねという風潮がある以上、意味無いじゃないない。
保育園に預けて仕事続けられたって、子供はちょくちょく病気になるし、病気になれば保育園は預けられないから、親は休まざるを得ない。そして、朝元気だから預けたって、途中で保育園から「熱が出ました」という呼び出し。
預ける親だって、子供の病気で仕事に穴を開けるのは申し訳ないと思っているし、そんな親に上司や周囲の視線が冷たくて、「だから仕事辞めて子育てに専念すればいいのに」なんて声が聞こえてきたら、どれだけ辛いか・・・。
で、仕事辞めたって、政府はそれを保証できるだけの児童手当出してくれるわけじゃない。たかだか1人あたり月5千円くらいの金額。そんなんじゃ、妻が仕事を辞めた減収分の何十分の一にもなりはしない。生活は苦しいのに。
そんな状態で、子供を安心して産めるといえるのかな、この社会は。
これは国に責任を押しつけるだけでいい問題ではなく、この社会を構成する個人の意識の問題だと思う。
子供とその母親に対して、どれだけこの国の大人は、会社は、寛容ではないんだろう。
小さい子供を持つ母親は、休みやすいというだけで、雇って貰えないのだ。どんなに本人が有能だろうと、ただ子供がいるという状況だけで、それを理由に雇ってもらえないのだ。
要は小さい子供は、この社会にとって邪魔な存在なのだ。
電車や飛行機の中で、泣いている赤ん坊をなだめる母親に対して、冷たい視線を投げかける年輩の男性。早く静かにさせろなんて声まで聞こえてきたりして。どれだけ母親いたたまれない思いをしているだろう。
そんなにこの社会では子供は邪魔ですか?
まあ、邪魔だから産まないんだよね。だから、少子化になるんだよね。
当然の帰結。
それで統計だけとって、子供が少ないなんて騒いだって仕方ないじゃない。
子供が邪魔だと社会のあちこちの場面で、皆が言っているんだから。
減るに決まっているじゃない。
この社会は子供はいらないと皆がそういう行動をとっている以上、減るに決まっている。
そんな意識を変えない限り、子供は増えないよ。
子供は社会の宝。だから、皆で育てよう。そんな意識が生まれない限り、子供が増えないんじゃないかな。
(まあ、宝といっても、それは甘やかすという意味ではない。)
これは、国の政策の問題じゃない。この国の構成員である人々の意識の問題。
まず、それを変えることから考えなくてはいけないんじゃないかな。
(そのために、政治的に何らかの手を打つ必要はあるかもしれないけれど)
子供を育てやすい国になってほしい。
切にそう思う。
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コメント
はじめまして!
ジャンバラヤから辿って辿って来ました。(^^ゞ
>子供が邪魔だと社会のあちこちの場面で、皆が言っているんだから。
>減るに決まっているじゃない。
>
>そんな意識を変えない限り、子供は増えないよ。
全く同感です。
新米ママにとって、我が子を抱っこしたりベビーカーに乗せたりして自分の人生で初めて"母子同伴という状態"で社会にデビューした時の、その取っ掛かりの部分での体験てものすごーく重要ですよね。
電車の中でワーワー泣く赤ん坊を必死にあやしている母親がその場の雰囲気で針のムシロ状態になってるのと、お年寄りたちが「元気な赤ちゃんだね。この位元気がなくちゃね~」などとにこやかに見守ってもらえるのとって、子育てのスタンス180度変りますものね。
社会は子供に寛容じゃないとつくづく思います。
逆に子供を"おひいさま"扱いにサービスするのは商売がらみと決まっているしね。。。うー
リンクさせて頂きましたので、どうぞよろしくお願いします。
投稿: fumi_o | 2004.09.01 12:06
コメントありがとうございます。
そうなんですよねえ。周囲の大人達の子供への非寛容が親にとっては針のムシロのように感じることがあります。
特に、サラリーマン風の男性の冷たい視線が結構痛かったりします。(つわりでふらふら状態のときも、サラリーマン男性は冷たかったなあ・・・・。目の前の席に座っていた女性は心配してくれて席譲ってくれたけど。男性は、舌打ちしてたなあ・・・具合の悪い人に何故そんな態度とるんだろう?教えて欲しい。)
今日も子供を電車に乗せた時の周囲の視線が痛かったです。
確かに夜も7時過ぎの通勤電車に乗せたのがいけなかったし、そんな時間に小さい子供連れているのも非常識なのは承知しています。保育園帰りに病院に寄り、そこでいい子にしていたご褒美に、子供(電車好き)を二駅ほど電車に乗せましたが、やっぱり周囲の人の視線は冷たかったです。(特にサラリーマン)
電車の中では、年輩の女性からは席をゆずられたのですが、男性は「邪魔なガキ」と言わんばかりの態度をとるんですよね。小さい子供を避けようともせず、ぶつかってきてましたし。(実は、これで少しはラッシュ時に電車に乗ることを懲りてくれればとちょっと思いましたが)
いえ、うちの場合は、子供の娯楽に付き合っただけで、親としてはホントは早く帰りたかったし、こんな夜遅くにそんな理由で乗せるべきじゃないから、何も言えない立場ですが、そうじゃない別のやむを得ない事情で夜子供を電車に乗せることだってあるだろうし、そんな親子にまでそういう視線や態度はやっぱり良くないんじゃないかなと思うんですよね。
少子化少子化と騒いでいる人たちに、じゃあ、実際子供のいる場面で子供を邪魔者扱いしていないか、子育てを妻にまかせっきりにしていないか、職場で部下の女性が妊娠した時に本人の希望と裏腹に閑職に配置転換したり退職させようとしたりしていないか、考えて欲しいなと思っています。
自分は子供とその母親に対して冷たい態度をとっておきながら、少子化はいけない、どうにかしないとなんて、空論ぶちまけているんなら、それ以前に現実の自分の意識や態度をどうにかするところから始めるべきじゃないか。
社会の構成員が一人一人意識を変えれば自ずと社会全体の風潮は変わる筈です。
国の政策がどうの(これも大事だけど)という以前の自分の意識改革から始めて欲しいと。親子連れにもう少し優しい態度をとるだけでも変わっていくのではないかと思います。
今の社会は子供は邪魔者扱いです。邪魔者なんか必要ないから、子供は産んでも、デメリットにしかならない。それであれば、産まない方がよほど良いことになります。
子供を産むことにメリットを感じれば、子供は増えます。
そういう世の中になって欲しいです。
投稿: こに | 2004.09.01 23:30
こんにちは!こにさんのご丁寧なレスをまた拝見して大変感激しております。
何故か私の場合は、電車の中でもお店でも男性に親切にされることが多かったですねー。(^^ゞ
>子供を産むことにメリットを感じれば、子供は増えます。
>そういう世の中になって欲しいです。
実は今息子が通っている園の出生率が、2.42%なんです。
つまり一家族に子供が3人当たり前。(ウチは2人なんですが)
先に双子が生まれて更にもう一人とか、3人生まれた後で最後双子が生まれて5人とか(!)
でね、その母親達と話をして気付いたのが、
#そこは子沢山の家庭が来る園というんじゃなくて、そこに来るから子育てが楽しくなって子供がもっと欲しくなる
という事実。
これって何てすばらしいんだろうって。
私と年が変らない母親達が、正面切って『子育てが楽しい』と言えるなんてと、しばらくしびれて動けなかったくらい。。。
専業主婦が大半だし、年に納める金額も(認可外なので)70万とかなり高額な幼稚園なので、かなり恵まれた環境にある家庭の子供の集まりではあるのですが。。。
こういった園が公立などでも当たり前の世の中になったらと、切に願うばかりです。。。
投稿: fumi_o | 2004.09.03 16:49
こにさん、はじめまして。
「悪徳不動産屋の独り言」経由でたどり着きましたKakoと言います。
丁度書こうと思っていたテーマをこにさんも扱っていらしたので、トラックバックさせて頂きました。
我が家の一人娘はもう8歳になり、連れて歩いても困ることはほとんどないのですが、色々思うことがあります・・・。
ところで、大変不躾ですが、引用部分のバックグランドを青に設定されていますね。私も真似させて頂きたかったのですが引用の表示方法の設定の仕方が分かりませんでした。ココログの設定画面の中にあるのでしょうか・・。本筋と関係ない話題で申し訳ありません。
それから、他の記事を見させて頂いて興味のある記事が多かったので、リンクさせて頂きました。事後承諾になり申し訳ありません。今後も楽しみに読ませて頂きますので、よろしくお願いいたします。
投稿: Kako | 2004.09.04 12:53
コメントありがとうございます。
> fumi_oさん
またまたコメントありがとうございます。
そっか。私がたまたまそういう男性に巡り会わなかったんですね。
確かにうちの相方は、子供が産まれてから、よその子が、だだこねて寝転がって泣いているのを見て、「どうしたの?」とか語りかけるようになりましたし、小さい子持ちパパは以外と優しいかも。
良い幼稚園に通っていらっしゃるようですね。
子育てが楽しくなるような環境って大切ですね。
子育てが楽しいから、また子供が欲しくなりますもの。
そういう環境が更に増えるといいですね。
> Kakoさん
はじめまして!
私のココログプランはベーシックなので、普通だとCSSをいじることができないんで、引用部分の背景の設定は普通に設定しようとするとできません。実は、裏技使っていまして、別にCSSファイルを用意して、それをアップロードしたあと、サブタイトル欄で、そのファイルを読み込むよう指定しました。
link rel="stylesheet" href="自分の指定したいCSSファイル名" で指定します。
この裏技は、KOROPPYの本棚さんのところを参考にして設定しました。
CSSファイルの中の「.content blockquote」の設定で、背景指定をすれば、引用中の背景色を変えられます。
リンクありがとうございます。こちらからも後ほどリンクさせていただきますね。
投稿: こに | 2004.09.04 18:21
ご教授ありがとうございました。
こにさんに教えて頂いたサイトさんからあちこちぐるぐる回ったら、色んな情報がいっぱい。ちょっと圧倒されています。
スタイルシートをサブタイトル中で指定するなんて、考えてもみませんでした。色々いじれるってことですね。面倒くさがりの私がどこまでやれるか分かりませんが、挑戦して・・みよ・・いえ、宣言するのはよしておきます。
確か7月まではプロを無料でおためしできたんですよね。あの時はちょこちょこタグを入れたり出来て良かったんですが。まあ、努力すれば色んな楽しみがあると分かったので、これからちょっと勉強して・・みよ・・これも宣言しておくのはよします(ダメ人間です)。
投稿: Kako | 2004.09.04 21:43
結構探すと皆さんいろいろ工夫なさっているんだなとびっくりしています。
そんなわけで、私もそういう先人の方たちの発表しているお知恵を拝借しまして、ちょっとだけデザインをいじっています。
デザインとかいじりはじめると結構面白いんで、はまりますよ。
でも、私もそれほど深く研究するタイプではないので、ほどほどで妥協しています。
投稿: こに | 2004.09.04 22:52
こにさん、はじめまして。
kakoさんのブログ「kakoの手文庫」から巡って
初めて訪れました。
私は、現在5歳の娘と3歳の息子の育児真っ最中の
30代専業主婦です。
こにさんの記事を読んで、全くおっしゃる通りだなあ、と
身を持って痛感しています。
私の友人でも、子供がいない夫婦がたくさんあります。
不妊という理由以外に、子供を持つより夫婦で楽しみたい、
なんていう人も多いです。
また、妊娠中のある知人は、知らない土地で孤独に子育てしなくてはならない、と今からかなり心配しています。本当は、
子供が生まれるのは、楽しみでなくてはおかしいはずですよね。
こにさんは、朝日新聞を購読なさっていらっしゃるようなので、「少子化の風景」という記事は、既にお読みかとは思いますが、私のブログで
「子育てって損なの?」http://azusa.jugem.cc/?eid=41という記事を6/27に載せていますので、もしよろしかったらお目を通していただければ幸いです。
投稿: あずさ | 2004.09.04 23:17
コメントありがとうございます。
私も実は見知らぬ土地で、近くに実家がない状況なので、結構辛いといえば辛い環境かも。
とりあえず、私の場合は、仕事を持っていて、職場に先輩ママさんも何人かいるので、それで乗り切っている感じです。
子育ての悩みを先輩ママの同僚に相談できるので、とても助かっています。話をきくと、その時期の子供にありがちなことで悩むほどでもないことだったとか。
これが本当に周囲に知り合いのいない孤立無援の状態だったら、育児ノイローゼになっていたかもしれません。
後で、あずさんのブログに寄らせていただきますね。
では。
投稿: こに | 2004.09.05 17:05